どんな業種の会社でも必要な部署である営業事務ですが、その多岐にわたる仕事内容や仕事量の多さゆえに、ネガティブな印象を持っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、営業事務の仕事で実際にどのようなスキルが求められていて、どんな人が向いているのか、またどのような人にはお勧めできない仕事なのかを説明していきます。
まず営業事務に求められるスキルや素質についてですが、主に三点挙げれらます。
一つ目は、コツコツと細かい作業に取り組める人です。営業事務の仕事は、日々売り上げや営業利益などの数字と向き合うため、会社が好調な時はやりがいを感じることが多い一方、不調な状況もデータとしてはっきりと突きつけらるシビアな仕事でもあります。日々変動する数字に向き合い、同じ仕事を変わらずコツコツ続けられる人は営業事務に向いていると言えるでしょう。
二つ目に必要なスキルは正確さです。数字を扱ったり、商品の発注や納品、見積もりなどミスが許されない業務が多いため、物事を正確にかつ素早くこなせる人は営業業務に向いていると言えるでしょう。
三つ目は、コミュニケーション能力です。デスクワークばかりだと思われがちな営業事務ですが、取引先とのやりとりも重要な業務の一つです。直接に商品を売り込む機会はあまりないかもしれませんが、電話や来客の対応などで取引先と接する機会がたくさんあります。その際の接し方や受け答えの様子から、対応した社員の印象をポジティブなものにするだけでなく、会社自体の印象や評価の向上につながります。
一方で、中には営業事務の仕事にはあまりやりがいを感じられない人もいると思います。自分が先導を切ってチームを引っ張り仕事を進めていきたい人や、同じ作業を繰り返すのが苦手な人は営業事務の仕事に物足りなさを感じてしまうでしょう。
このように、営業事務は会社への貢献度を直接感じることは少ない部署ですが、スムーズで正確な会社運営に必要不可欠な縁の下の力持ちの存在であると言えます。求職中の方は、自分の性格や向いている仕事スタイルから営業事務が自分に合っているのかどうか、会社の人事部は従業員の特性を見抜いた上での適切な配属のために本記事をお役立てください。