仕事でも家庭でも、ネットサービスを利用する機会が増加した昨今、アカウントの数が増えるに伴い、IDやパスワードを管理するのが面倒になりますよね。しかしパスワードなどの使いまわしをしていると、情報漏えいなどの危険性が高まります。

今回は、パスワード管理に関する注意点やその対策をお伝えします。

ネットサービスに登録する際、私たちは多くの個人情報を入力します。うっかりミスや知識不足からパスワードが漏えいしてしまうと、情報を盗まれたりアカウントの不正利用をされる危険があります。

まずはうっかりやりがちなID、パスワードのNG行為を見ていきましょう。

・パスワードが誕生日など、単純なものになっている

・パスワードを使いまわしている

・使っていないアカウントをそのまま放置している

・パスワードを付箋に書いて貼ってしまう

・誤って偽サイトに入力してしまう

・他人PCでサービスにログインしてしまう

複雑で推測しにくいようなパスワードをネットサービスごとに用意するのは手間もかかり覚えるのにも一苦労です。しかし、その結果安直な行動に出てしまうことで、アカウントの乗っ取りや金銭被害にあうこともあるのです。

増え続けるパスワードはどのように管理すればよいのでしょうか。以下ではそのポイントをお伝えします。

OneDriveの「個人用Vault」へ保存する

パスワードをExcelで管理すると楽に管理することが可能ですが、ファイルの漏えいやパソコンの故障という事態に備えておくことが必要不可欠です。OneDriveの「個人用Vault」はセキュリティ性が高く、無料版では3つまでファイルを保存することができます。

ブラウザーに記憶させる

ウェブサービスにログインするたびにExcelファイルからコピペしたり、メモを取り出して手入力するのは面倒ですよね。ウェブブラウザーにパスワードを記憶させると、IDとパスワードが自動入力されるようになります。セキュリティが心配なら、パスワードを自動入力する前に顔認識や指紋認証などで本人確認をするよう設定することもできます。

使っていないアカウントは削除する

使っていないアカウントを放置しておくと、それらのパスワードが漏れて不正利用される危険性があります。作成したことすら忘れたアカウントなら、不正利用にも気づきにくくなります。不要になったアカウントは削除して、サービス側に保存されている情報を削除してもらうようにしましょう。

今回はパスワード管理の注意点、おすすめの管理法をお伝えしました。

ぜひ今までのID、パスワードの管理方法を見直して、安心かつ楽に管理しましょう。