SNSの劇的な普及により、多くの企業がSNSを用いて広報を行っています。ユーザーの数が増えているだけではなく、SNSをGoogleなどと同じように検索ツールとして利用するケースもあり、いかに現代あの人々の生活に強く根付いているかが分かります。そのため、SNSを使った広報は会社の知名度を上げ、効率的に顧客を獲得するのに非常に優れた手段ということができるでしょう。この記事では、SNSを使った広報のメリット、各SNSの特徴と使い分け、そして注意点を説明します。
SNS広報のメリットは主に3つあります。1つ目は、低コストで広報ができるという点です。ウェブサイトへの広告として掲載してもらう際はコストがかかりますが、自社のSNSでアカウントで情報を発信する際には投稿する際には費用がかからないからです。2つ目は、効果測定がスムーズであるという点です。ユーザーのアクセスが集中する時間帯や曜日、各投稿へのアクセス数、コメントやシェア機能を通してユーザーの意見や反応を知ることができるなど、SNSの特徴を生かして分析することが可能です。3つ目は、ダイレクトメッセージ(DM)の機能を使うことで、ユーザーと直接やり取りができるということです。投稿に対して良い評価をしたり、同じようなサービスを提供している他企業の投稿を見ているユーザーなどに直接働きかけることで、効率よく顧客を獲得することができます。
次にSNSでの広報のデメリットや注意点を説明します。SNS広報は効果が出るまでに試行錯誤が必要で、時間がかかることも多いです。フォロワーがゼロの状態からスタートし、どんな表現や写真を使うのがいいのか、文章の長さや投稿内容などを考えながらどんな投稿が多くの人の目にとまり、自社の宣伝にプラスに働くのかを正確に捉えるためには、段階的な計画を立てて進めていく必要があります。そして、できる限り投稿の頻度をあげ、粘り強く取り組む姿勢も大切です。SNSを使って広報を始める際には、社内で運用体制や目標、テーマなどを具体的に決めてから進めるのが良いでしょう。その他のデメリットとして、炎上のリスクが挙げられます。SNSは限られた情報量しか発信できず拡散力が極めて高いので、企業が意図していたことと違った捉え方をユーザーがしてしまったり、誤った情報をシェアしてしまうと炎上してしまう可能性が十分に考えられます。そのため、入念にチェックをしてから投稿をすることはもちろん、社内でのSNS広報に関する意識や考えを統一し、トラブルを招いてしまった時の対応を事前に定めておくことも求められます。
SNS時代の広報
