SNS広報で大切なのは、どれぞれのSNSの特徴やメインユーザーの傾向を把握し、各SNSに応じた広報戦略を立て、実行することが大切です。この記事では、主にFacebookが持つ特徴と、広報においての有効的な利用の仕方を説明します。
Facebookは日本ではLINE、Twitter、Instagramについで4番目にユーザー数が多く、主要ユーザーは30〜60歳と年齢層が高めです。一方世界では、Facebookのユーザー数は30億人近くと、世界で一番ユーザー数の多いSNSとなっています。これらから、Facebookは、中高年や海外向けに広報を行いたい企業に向いているSNSであることがわかります。そして、Facebookの1番の特徴は、実名登録制を採用しているという点です。そのためFacebookは、他のSNSのように実生活で関わりのない他人とつなそして、つながることは少なく、学生時代の知り合いや仕事で知り合った人たちなどとつながることがほとんどです。さらに、匿名性が低いことから、不適切なコメントや使い方をするユーザーが少なく炎上が起きにくいという点も特徴の一つです。また、最新の投稿からトップページに出てくるのではなく、「エッジランク」と呼ばれる、個々のユーザーに合わせて表示内容に優先度をつける独自のアルゴリズムを持っています。
Facebookをは、匿名性が低く公式性が高いため、企業の取り組みや宣伝をフォーマルな形で共有することができます。また、写真やテキストだけでなく、長尺の動画も投稿することができるため、さまざまな手段で幅広い情報をユーザーに提供することが可能です。そのため、投稿できる文字数が非常に少ないX(旧Twitter)や写真からの情報に頼ってしまうInstagramに比べ、商品やサービスの詳細だけでなく、企業の活動や人格など深い部分までユーザーに伝えることができます。そして、Facebookには数種類の方法で広告が表示されます。ユーザーが一番目につきやすい、アプリを開いた際に一番初めに表示されるページにフォーローしているユーザーの投稿に混ざって掲載されているものから、24時間でコンテンツが消えるストーリー機能、投稿された動画の途中や前後に表示されるものや、検索結果として表示されるものなどさまざまです。