IT業界の発展に伴い、IT人材のニーズも高まる昨今、ITに関する知識・スキルは現代において必要不可欠なものとなっています。社会人の方はもちろん、学生の方も将来の就職活動に向けて身につけておいた方が良いと言えるでしょう。
そんなITの知識やスキルを身につけるために、資格や検定を取得することは最も効率的な手段の一つであると言えます。どんな資格、検定があり、どのような知識やスキルが身につくのでしょうか。
今回はこれからIT資格を取りたいと考えている方に向けて、手始めに取得しておきたいIT資格を3つご紹介します。
①ITパスポート
入門編としておすすめなのがITパスポートです。ITパスポートの特徴としては国家試験であり、認知度がとても高いです。
「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識があることを証明できる国家試験」と表現されており、情報技術に携わる仕事に就きたいと考えている方におすすめです。ビジネスと結びついたIT知識や、ITに関する基本的な問題を扱うため、IT資格取得のファーストステップとして向いています。
試験の概要
レベル:ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準) Lv1
合格率:57.3 %(平成30年 5月度)
試験実施日:各地随時実施
②MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSはMicrosoft社が提供する有名なITベンダー(民間)資格です。広くビジネスで使用されているMicrosoft Office製品 のWordやExcelについて、その利用スキルを証明する資格です。業界問わずバツグンに使用率の高いアプリケーションの利用スキルを示せることで、事務能力が問われる職においてはMOSの資格を保持していることが大きな強みになるでしょう。
試験の概要
レベル:レベル別の試験あり
合格率:非公開
試験実施日:月1回(2回の月もあり)
③基本情報技術者
基本情報技術者は最もベーシックな情報処理の資格と言われており、基本情報技術者試験をクリアすることは、エンジニアとして企業で働くための第一歩といえます。
テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の各分野から幅広く出題されます。難易度は少し高いですが、数少ない国家資格であり、様々な業界でのニーズがあります。
試験の概要
レベル:ITSS(IT Skill Standard/ITスキル標準) Lv2
合格率:28.9 %(平成30年 6月時)
試験実施日:年2回
今回はIT初心者の方におすすめのIT資格を3つご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
IT資格を取得したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。