SFAは、前回紹介したように多彩な機能で営業活動を支援してくれるシステムです。
本記事では、そんなSFAのメリットをさらに解説していきます。

SFA導入の主なメリットは下記の6点です。

1. 情報共有により属人性を排し、営業の組織化が図れる
2. 営業活動を可視化できる
3. 売上予測を立てられる
4. 行動のタイミングを逃さない
5. ノウハウの共有で、パフォーマンスの底上げと人材育成に貢献
6. 顧客にニーズにフィットした提案ができる

SFAを導入することで、個人が持つ情報やノウハウを、メンバー全員に共有することができます。これによりノウハウの標準化や業務の属人性を排除することができます。またメンバー全員の営業活動が可視化され、データが蓄積されたら、そこから精度の高い売上予測が立てられます。

しかし、SFAは導入するだけで効果が期待できるものではありません。
導入の目的が不明確であったり、利用者にとって運用のハードルが高すぎるとSFAを導入しても定着せずに、失敗に終わってしまうことがあります。

SFAソリューションサービスには、社内に構築するオンプレミス型のパッケージから、SaaS型のクラウドサービスまで、多種多様です。基本的な機能こそ共通していますが、細かい点はかなりの違いがあります。

SFAの導入が効果的なものとなるために、SFAのシステム選定が重要となってきます。
ここからは、SFA導入に失敗しないシステムの選び方を紹介します。

・操作が簡単なシステムか

SFAにデータを入力するには、どうしても人の手が必要になり、営業担当者の負担が増加します。負担が多いとSFAの定着につながりません。そこで、入力が簡単に行えるかという点を重視しシステムを選択することが重要です。あくまで担当者が使いやすいシステム選定を行いましょう。

・モバイルデバイスからのアクセスができるか

SFAの多くはクラウドサービスとして提供されており、モバイルデバイスからもアクセスが可能です。外回りのときに、顧客の情報をチェックしたり、移動時間に日報を作成したり、SFAと連携したチャットツールで、資料作成をほかのメンバーに依頼したりも可能になります。営業活動を外出先からも行うことで、業務効率がアップするのです。

・サポートが充実しているか

SFAが定着して効果を得られるためには、導入するのみでは効果がなく、システムを運用していくことが大切です。それ故に、SFAソリューションベンダー側には、売りっぱなしではなく、中長期的なアフターフォローが求められます。ツールを使って営業プロセスを改善していくというSFAの目的を果たすため、SFAソリューションの選定時にきちんとサポート体制がしっかりしているかを確認する必要があります。

・適正な価格かどうか

SFAは導入する際の「導入コスト」と月々のランニングコストが発生します。SFAはID数に応じた月額課金形態をとっているケースが多く、多機能になるほどコストが高くなります。特に最初は使いこなせるかどうかや必要性を考慮し機能を選定し、想定していた以上のコストにならないようにしましょう。

今回はSFAの導入メリットとシステム選定についてのポイントについてご紹介しました。
SFAについてもっと知りたい、SFAを導入したいとお考えの企業様はぜひアークネクトにお任せください。